企業インタビュー | ベクトル総研

「妻として」「母として」過ごした時間。人生経験も立派なスキルです。

株式会社ベクトル総研 S様

株式会社ベクトル総研

派遣スタッフはどのようなお仕事で活用されていますか?

当社は、人流シミュレーション、避難シミュレーション、交通シミュレーション、センシングデータ解析といった世の中の人やモノ、情報の流れをシミュレーションし、地域社会や企業活動が抱える課題を整理するサポートを行っています。
また、内閣府と連携した国家プロジェクト、SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)に関連するWebサービスの開発を行っています。
現在は、2名の派遣スタッフさんが活躍いただいておりますが、主にSIPのWebアプリ開発、改修、追加機能の実装・修正や上流工程の設計、提案準備、資料作成、営業サポートなどをお願いしております。

なぜ派遣というスタイルを選ばれたのですか?

私は、「明るい職場に仕事が来る。」と考えています。そのため、採用における最大のポイントは『求める人材の不足感』でした。雇用形態にかかわらず、お願いしたい業務の経験者を採用することは困難です。日本において技術者は慢性的に不足しています。
また、私どもは、何よりもチームワークを大切にしています。一緒に働く方の「人柄」は、その方の技術力以上に重視しています。
これまで、たくさんの人とお会いしましたが、なかなか納得できる方との出会いはありませんでした。
ですから様々な観点で対象の範囲を広げていくことを考えたときに、雇用形態へのこだわりは全くありませんでした。
その他の点があるとすればリスク管理という点です。当社は、少数精鋭での事業経営を行っておりますので、様々なプロジェクトが特定の誰かしかわからない、という状況が起こりつつありました。
複数の人間が携わるプロジェクトについて掌握していない怖さは、どのような業務においても見過ごせませんでした。

コスト面について感じられていることは?

パート派遣の活用は、コスト面でも大きなメリットがありました。
固定費だけでなく、社会保険や福利厚生に関する費用についても、正社員の雇用と比べて低く抑えられたのはありがたかったですね。

パート派遣スタッフを採用されてみていかがでしたか?

スタッフさんのことは、当社の社員同様に思っているほどです。本当に満足しています。結婚前に習得された業務経験や技術、社会人として、また結婚生活をはじめとした多様な人生経験により育まれたお人柄が、組織全体に良い影響を与えてくれていると感じます。
特に、いまご就業いただいている方は、技術的な面での活躍はもちろん、仕事に向き合うスタンスにも共感できる点がたくさんあります。たとえば、好奇心の強さ。そして仲間と協力してものごとを生み出していきたいという熱意。得難い貴重な人材だと思います。
パート派遣でお仕事する方には、みなさんそれぞれ事情があるため、働き方の制約もあります。しかし、優秀な人材が不足する現在のマーケットにおいては、今回の方のように優秀な人材を眠らせず、活躍の機会を積極的に提供していくことが肝要です。
多様な働き方を柔軟に受け入れるための体制づくりが、企業にも求められていると感じます。

主婦・ママに望むことは?

政治や社会情勢の変化について、いま以上に興味関心をもって情報収集をしてほしい、と思っています。
労働環境は驚くほど変化しています。多様な働き方をする人たちを受け入れないのはもったいない。そんなふうに考える企業が増えてきています。
「自信を持ってアピールできる経験がない…」「こんな自分でも働けるだろうか…」。そんな不安をお持ちの方も大丈夫です。
仕事はスキルだけで完結するものではありませんから。
人としてのマナー、コミュニケーション力をお持ちであれば、その方らしく活躍できるステージはあるはずです。
これからも、働く意欲のある方を応援し続けていきたいと思っています。

企業概要
株式会社ベクトル総研
従業員数:5名
事業内容:流動システム開発・解析、コンサルティング、受託研究、各種調査

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