コラム

未経験Webディレクターの採用はどうなの?将来性は?

未経験Webディレクターってどうなの

新型コロナウイルスの影響でますますデジタル化が加速する今、Web制作会社がカバーする業務範囲も大きな変化を見せています。
近年のWeb制作会社では、サイト制作だけではなく、コンサルティング、マーケティングなどをあわせて業務を請け負うケースも増えてきました。

そんな中、クライアントと制作チームの間に立ち、マネジメントを行う立場であるWebディレクターの存在は、円滑にプロジェクトを進める上で重要な存在です。

Webディレクターの採用は、実際には即戦力として経験者を採用するケースが多いようです。
ですが、Webディレクターとしては未経験であっても、今までの実務経験を活かして、Webディレクターとして就業するケースがあることをご存知でしょうか?

今回は、Webディレクター採用の様々な可能性についてお話しさせていただきます。

Webディレクターとは?

Webディレクターとは、クライアントと制作チームの間に立ち、WebサイトやWebサービスの制作・運用を円滑に進めるための工程管理・予算管理を行う人のことを指します。
担当するプロジェクトや企業によっては、企画やマネジメントを担当する場合もあり、業務内容は多岐にわたります。

様々な立場の人たちとプロジェクトを進めるため、高いコミュニケーションスキルが必要とされる職種であるといえるでしょう。

Web制作以外にも、マーケティングやコンサルティング、ブランディングをWebディレクターが担当するケースもあります。

未経験Webディレクターってどうなの

Webディレクター不足の現状

なぜWebディレクターの人材が不足しているのでしょうか?

Web制作会社の場合、10人未満が全体の過半数、50人未満が全体の9割と、小規模の事業所が多いことが特徴です。
クライアントからの受注内容については、ディレクションが含まれる割合は96.5%になり、Web制作会社にとってはなくてはならない業務です。
参考資料:『Web Designing 2019年2月号 Web制作白書2019』

ディレクション業務は、制作工程を理解した上で制作チームとクライアントの両方とコミュニケーションを取るスキルが必要です。
そのため採用の際には実務経験が重要視されますが、Web制作会社からは「優秀なディレクション経験がある人材を採用したくても、なかなか人材が見つからない」といった声が聞かれます。

「プロジェクトを受注したいが人材が足りないためできない。」
「業務内容がマニュアルのように決まっているわけではなく、クライアントや案件の規模によって変わるため、ニーズに合った人材をすぐに確保できない。」
このような声もあります。

Webディレクターの未経験者をいきなり採用することは、企業側にとっては慎重にならざるを得ません。

Webディレクター未経験者を採用するメリット・デメリット

では、Webディレクター未経験者を採用する場合、具体的にどんなことがメリット・デメリットになるのでしょうか?

メリット:他分野の経験を活かせる

もし貴社が、Webサイト制作以外のサービスを付加価値としてクライアントに提供する場合、他分野の業務経験がある人材のスキルは強みになります。

具体的には

  • 紙媒体のデザイン経験を活かして、Webと紙の制作物をワンストップで提供する。
  • SEの経験を活かしてシステム会社との連携部分を担当してもらう。
  • 営業経験を活かした企画・提案を行う。
  • コンサルティング経験を活かした上流工程の受注を行う。
  • マーケティング経験を活かした分析・改善提案を行う。

といったケースがあります。

未経験Webディレクターってどうなの

社内にはいない業務経験を持つ人材を採用する事で、制作チーム全体の対応範囲が広くなるでしょう。クライアントに対してより付加価値の高い提案ができる可能性が高まります。
また、他分野からの人材を迎え入れることで組織の活性化を図ることもできるでしょう。

デメリット:即戦力になりにくい

未経験者をWebディレクターとして採用する場合、Webディレクションの教育を社内で行う必要があります。

制作工程の管理、クライアント対応、予算管理、企画提案、サイト設計など、実務経験を通じて学んでもらいます。
Webディレクターとして独り立ちするためには一定期間が必要です。教育に必要なコストと時間がかかることがデメリットです。

Webディレクター人材不足の解決策

Webディレクターの人材不足をどうやって解決すればいいでしょうか?
解決策の前に、以下のことを考えておくのをおすすめします。

  • 採用する人材の仕事領域
  • チーム内のどのポジションに入ってもらうか

この2つを考えることによって、経験者でないと対応が難しいのか、あるいは未経験でも大丈夫なのか、採用計画を立てる際の目安になるでしょう。

1. 受注する分野の領域をひろげて付加価値を高めたい

この場合は、Webディレクター未経験の人材を積極的に採用しても良いケースです。

たとえば、紙媒体のデザイナー、コンサルティング、営業、マーケティング、SEなど。今までの経験とWebディレクターの仕事を掛け合わせることで活躍範囲が広がります。

Webディレクターとしては未経験であるため、教育期間は必要です。はじめはアシスタントディレクターのポジションで入ってもらい、少しずつ業務に慣れてもらう期間が必要でしょう。

中長期的な目線で、採用する人材と企業側両方の付加価値を高めていく取り組みといえるでしょう。

2. 即戦力を重視し、スピーディに案件対応したい

未経験Webディレクターってどうなの

こちらは、即戦力のある経験者を採用した方が良いケースです。
プロジェクトの規模や内容により、どんな実務経験があるのかヒアリングをして人材を選ぶことが重要です。

経験者の採用では、プロジェクトのメインとしてWebディレクションを担当してもらう場合と、アシスタントとして担当してもらう場合との、2つのケースが考えられます。

メインのWebディレクターが社内にいて、かつ業務量が多い場合は、アシスタントとして採用し、企画書作成の補助やクライアントとの連絡、ワイヤーフレームの作成など、ディレクション業務を切り分けることでスムーズなプロジェクト進行が可能になるでしょう。

また、フルタイムで就業してもらうほど業務のボリュームがない場合は、時短勤務やパートタイム勤務という選択肢があります。
勤務体系を柔軟に整えることで、フルタイムで働くことが難しい主婦層など、優秀な人材と出会う確率が高くなります。

弊社に登録されているおすすめのWebディレクター

優秀なディレクション経験者を採用したい場合は、派遣を使うことも有効です。
弊社には、ディレクション経験のあるWebデザイナーやWebコーダーなどが多数在籍しています。その一部をご紹介します。

Webサイトの企画・提案・制作からメンバーマネジメントまで経験

女性アイコンID:21801
年代・性別:40代女性
住所:東京都荒川区
職種:Webディレクター
経歴概要:Webデザイナー兼コーダーとして2年ほど経験を積んだのち、Webサイト制作やWebコンサルティングを行う会社でWebディレクターとして従事。
コーポレートサイト運用や採用ページ制作、リニューアルなどの各種プロジェクトにおいて、HTMLコーディング、画像修正、バナー制作から商品紹介ページなどの企画、提案、制作、デザイン、コーディングの進捗管理、品質管理、外注管理などを担当する(7年半)。
現在はWeb制作会社のWebディレクターとして、ソーシャルゲームのデザイン開発や医療系アプリのデザイン改修などの各種プロジェクトにおいて、デザイン制作やライティング、コーディングの進捗管理、品質管理やお客様とのスケジュール調整、外注管理などを担当している。

ディレクションからデザイン、コーディングまで幅広く対応可!

女性アイコンID:29238
年代・性別:30代女性
住所:東京都世田谷区
職種:Webディレクター・Webデザイナー・Webコーダー
経歴概要:10年以上Webサイト制作に携わり、Webデザインからコーディング、ディレクションまで幅広く対応可能。Web制作会社では、サービスサイト等のリニューアル、システム管理画面のUI新規制作、ECサイトの運用保守などのプロジェクトにおいて、 PM・ディレクター・コーダーとして従事する。その後、コンテンツ配信事業会社では、ECサイトの改善やサービスサイトのフルリニューアルなどの案件にディレクターとして関わった。直近はWebマーケティング会社で、各種サービスサイトの新規制作を経験している。

ブランディングを意識したWeb制作でEC会員数160%達成

女性アイコンID:26229
年代・性別:30代女性
住所:名古屋市中区
職種:Webディレクター
経歴概要:いくつかの職種を経て、2013年にWeb業界へ転職。自社ECサイトの管理・企画・制作・受注などを約1年経験したのち、Web制作会社ではWebデザイナー・Webディレクターとして、ヒアリング、ディレクション、制作、マーケティングまで、Web制作で発生する業務すべてを一貫して担当する(約2年半)。
直近は美容商材などの企画・製造・販売を行う会社で、Webディレクターとして従事。グループ会社を含めた自社サイト(15サイト)とSNS(5アカウント)の管理・制作・運営を担当した(2年9ヶ月)。

広告会社のWebディレクターとして活躍

女性アイコンID:24990
年代・性別:40代女性
住所:名古屋市千種区
職種:Webディレクター・Webデザイナー
経歴概要:広告企画事務所でプランナー、Webディレクターとして活躍(約4年)。大手電力会社の新規サイト作成や自動車メーカーの販促ツール作成、アパレルサイトの新規作成などに携わる。その後、印刷デザイン会社のWebディレクターとして、百貨店サイトのリニューアルやインテリア企業のWebサイト作成、大学CMSサイトの更新などを経験した(約2年半)。Web・紙媒体の両方で一連のプロモーションを担当し、全体の流れを把握・経験している。

自社サイト・ECサイトなどにおけるディレクション業務やデザイン、運用など経験

女性アイコンID:22968
年代・性別:40代女性
住所:大阪市北区
職種:Webディレクター
経歴概要:大手ポータルサイトの運営会社でWebディレクションとWeb制作講師業務に従事。戦略マーケティング、HP制作、メルマガ等、契約顧客向けネットショップやHP運営全般に関するコンサルティングセミナーの開催を担当する。その後、環境事業法人にて月間平均200万PVのホームページ運営とディレクション業務に従事。企画コンテンツの取材撮影からコピーライティング、ページ制作、バナー制作、情報の更新、SNS運用、メルマガの企画立案、ディレクション業務、SEO対策、アクセス解析など幅広く経験する。
直近は大手通販サイトのWeb制作業務に従事し、Webデザイン、コーディング、企画ページ制作、バナー制作、商品撮影の立ち合い、打ち合わせ、自社HPの更新など担当している。

まとめ

Webディレクターの未経験者採用の可能性についてご紹介させていただきました。

弊社では、主婦・フリーランス・マルチワーカー等スキル・経験をお持ちの人材をパートタイム(時短)でご活用頂き、働き方改革を促進したい企業様にとっての、ビジネスパートナーとして支援を行っています。

優秀な派遣スタッフなどの採用をご検討中の企業様は、ぜひ下記までお問い合わせください。

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